この記事ではオススメ本を紹介します。
本の利点は、知識を体系的に学べることです。
Youtubeのチュートリアルは実用的ですが、各パラメータを追って行くだけになってしまい、動画全体の事を見失いガチです。
After Effectsのソフト操作の観点と、デザインの2つの観点から本を紹介します。
目次
After Effectsの操作習得におすすめの3冊
【初心者向け】きちんと理解するAffter Effectsモーショングラフィックスパーフェクトガイド
この1冊あれば、基本は十分身につきます。
東京の大型本屋さんで、一通りみた後にこちらを選びました。
まず「図ばっかりでテキストが少ない」というのがAfter Effectsの学習のハードルを下げてくれます笑
内容もモーションの原則の部分(直線移動、フレーム、物理法則など)から解説し、After Effectsの基本操作も網羅しているのでおすすめです。
発売日が2021年2月28日というのも、日々アップデートするAfter Effectsを学ぶ上ではグッドでした。
著者の山下大輔さんは、Adobe公式の8人のエバンジェリストで映像講師をされている方です。VooKさんでも執筆されています。
また、共同著の石川アツシさんは、下の「標準エフェクト全解」の共同著者でもあり、映画製作をされている方です。
【中級者向け】Affter Effects標準エフェクト全解
こちらは、一家に1台的に置いてあると何かと助かる1冊です。
沢山あるAfter Effectsのエフェクトの1つ1つの使い方の解説をしてくれます。
大型の本で、厚みもあるため、後頭部を殴られたらひとたまりもない1冊です。
【中級者向け】Affter Effectsプロとして知っておきたい効率&品質アップテクニック!
こちらも石坂アツシさんの著書です。気づかないうちに、同じ著者さんの本が2冊も、、、これってもしかして恋でしょうか??
基本操作はほとんど載っていません。
After Effectsを効率的に使うためのヒント集のようなものです。
- 快適なプレビュー環境の設定方法
- タイムラインの整理術
- 良質な3Dアニメーションを作るポイント
- 映像の質感を上げるテクニック
- 空間演出術
などなど、よりAfter Effectsを効率的に、カッコ良く、品質を上げるための内容となっています。効率化の鬼の方には、オススメの一冊です。
デザインスキルアップの為の3冊
【配色】ハマる配色
After Effectsで制作する際にセンスが問われるの「配色」です。
今はWEB上でも配色のサンプルが沢山ありますが、いつでも見られるように配色の見本を置いておくのも安心です。
360のカラーサンプルと91の事例が載っています。
また、世界的に優れたデザインからインスピレーションをもらい、After Effectsの作品にもよい影響を与えることでしょう。
世界各国のデザイン事務所の、イベントのチラシやパーッケージデザインとそのコンセプトが記載されています。
- 暖色
- 寒色
- 対比
- 補色
- 類似
- マルチ
の6つのジャンルから、ハマる配色を教えてくれます。
【図形心理】絵には何が書かれているのか
これ、めっちゃ良書です。僕がAfter Effectsの先生をするなら、絶対にこれを教科書にします。
絵本から学ぶイメージとデザインの基本原則を習得する事ができます。
赤頭巾ちゃんを、三角形や丸だけで表現するにはどうすればいいでしょうか?
「三角形が持つイメージ」「色の持つイメージ」「何色にすればいい」「怖い狼を三角形を使って作るには」「刺激的なイメージを与える」「画面の配置がイメージに与える影響」などなど、知らないことばかりです。
図形を使ったデザインの基本原則が網羅的にまとめられています。
僕はこの本をYoutuberのmoogrphさんの動画で紹介されていたのをみて購入しました。moogrphさんの声が素敵すぎて、、、うぐいすのさえずりみたいで、好きです。そんな
実写をメインで制作される方には、図形が与える印象などはあまり参考にならないかもしれませんが、構図や背景色の選び方などは凄く参考になるはずです。
【創作インスピレーション】あるあるデザイン
デザインの引き出しが増える1冊です。
デザインが出来ないと、何をどう配置して良いのかわかりません。
After Effectsはデザインとモーションから出来ているため、動画全体のクオリティに影響を与えるデザインは重要な要素です。
ただ、あるあるデザインは事例集のようなもので、
アフターエフェクトでそのまま使える訳ではないので、デザインに動きを付けられるようになった段階で強力な武器になる1冊です。
アニメーションを志す方にオススメの1冊
【アニメーターバイブル】アニメーターズ・サバイバルキット
アカデミー賞受賞したロジャー・ラビットというアニメーション監督さんが解説した、実用的なアニメーション制作マニュアルです。
アメリカやヨーロッパでディズニー、PIXAR社などが参加した「アニメーション・マスタークラス」の内容に基づいた内容です。
アニメーションの原則を網羅しています。
- そもそものキーフレームとは何か
- イージングとは何か
- アニメーションを作るとはどんなマインドが必要か
- 人間の歩き方、走り方、スキップ、打つ、跳ぶ、跳ねる、予備動作、表情、動物の動き
などなど、おそらく、独学で習得するには一生かかる内容です。
大型の本で、しかも分厚く、値段もぼちぼちするので、本気の人にはおすすめの一冊です。
イラレの人形を動かしたい方などにはおすすめです。
以上7冊を紹介しました。
又四郎ではAfter Effectsの知識をつける為の技術メモを発信しています。
よろしければ他の記事もご覧下さい。
そして、記事の内容がよろしければ「良いねボタン」を押して頂けると励みになりますので、よろしくお願いします。
コメントを残す